大転職時代が到来したという話題をたびたび耳にします
私の周りでも転職をした、もしくは検討している人が多くなってきました
今回はデータを使いながら日本の転職市場の現状を世界一の経済大国であるアメリカと比較しながら見ていきます
日本の就業者数は?
まず初めに日本の就業者数は約6700万人です
これは前年比べ約10万人の増加(2年連続増)
正社員数は約3600万人
前年に比べ約1万人増(8年連続増)
※総務省統計局労働力調査R4年度
コロナが収束して増加傾向になってきました
日本の転職検討率
日本の就業者数は先に述べた通り約6700万人
その中で転職を考えている就業者は約968万人
割合でいうと14.4%です
性別で比較してみると男性13.5%、女性15.6%
こちらも年々増加傾向にあります
ちなみに世界一の経済大国であるアメリカは18〜39歳までの年齢で転職を検討しているのは約30% 全体で言うと44%の人は具体的な転職計画を持っています
検討段階でも日本と大きな差があります
一つの企業に固執しない考え方が見て取れます
日本の転職実行率
正社員の転職率は7.6%
これは2016年以降最高の数字です
割合ではありませんがアメリカの平均転職回数12回で平均勤続年数4.2年
日本は平均転職回数は1.8回ほど平均勤続年数は12年です
いかに自分のキャリアにおいて自由な選択をし、行動が早いかがわかります
日本は転職希望者数は年々増加していますが
実際に転職を実行している人は増えていない
転職希望者が一年後に転職している割合は約13%程度
約87%が転職していないのです
実際に転職しないのはなぜ?
金銭的不安
転職すると年収が上がる可能性がありますが、自分次第なところがあるので確実ではないです
むしろ最初の一年は下がってしまうことが多いでしょう
さらに勤務地が変われば引越しをしなければなりません
ライフスタイルを変えるのは意外とお金がかかるものです
お金の不安を感じ転職を断念する人も少なくないです
人間関係の不安
職を変えれば当然周りの人間関係も再構築していかなければなりません
新しい人との出会いは多くの学びがある反面、一から人間関係を作っていく面倒さと上手くやっていけるかどうか不安に思う人も少なくないはずです
辞めれない
いざ転職をしようと思ってもまずは今働いている会社を辞めなければなりません
しかしすんなりと退職できないこともあります
上司に言い出せなかったり、言うことができたが止められることがほとんどでしょう
そうこうしているうちに長期化し、熱が冷めてしまいます
転職に適している年齢は?
するなら早めにと言われている転職ですが実際はどうなのか
総務省の「労働力調査」(令和2年)によると25歳から34歳が転職者の数が最も多い
職種によっても異なりますが35歳以上はマネジメント力や実績を求められることが多いので難易度が上がるからです
つまり"し易さ"でいうと早めに検討し実行に移したほうがいいでしょう
転職によって手に入る可能性があるもの
年収が増える
転職は自分が輝ける企業・仕事を見つけることができるかもしれない
新しい環境に身を置いて自分の価値を高めることができれば年収が上がる可能性 前職の経験も無駄ではないです
必ず活きてきます
新しい経験・スキルが手に入る
業種・職種によって仕事内容は変わってきます
今までにない経験は自分の力になりスキルも手に入るのでキャリアアップに繋がります
新しい人間関係
仕事や職場が変われば出会う人、関わる人も変わります
価値観の合う同僚、素晴らしい上司との出会いは人生を変えることでしょう
時間に余裕ができる
勤務時間や休日など、自分のライフスタイル合った会社を選ぶことで時間に余裕ができプライベートも充実させることができたり、スキルアップや自己実現に向けた勉強にあてる時間が手に入ることでさらにキャリアップの可能性が広がるでしょう
まとめ
転職は悪いことじゃない!もっと自由なキャリア選択を!
転職を検討している人は年々増加傾向にあるが、いまだ転職に対するネガティブイメージが個人も企業も拭えないのが現状です
ですが転職をすれば新しい経験やスキルが身に付き、自分自身の価値を高めることができます
終身雇用制度が崩壊しつつあるいま、個人で稼ぐ力を身に着けていかないとなりません
そのためにもより早く、積極的に自由なキャリア選択をしていくことが大切かもしれません