書評

起業メンタル大全

立花岳史さん著「読むほどに立ち上げたくなる!立ち上がりたくなる!起業メンタル大全」を読んだのでご紹介します。

読み終えて思ったことは「起業したい!」でした。

兼ねてより興味はありましたが中々一歩踏み出せずにいたのですが

本書は起業するために必要なことからマインド、そして実際に独立・起業した人の声を

知ることができます。

起業に興味がある人にとって背中を押してくれる一冊になってます。

では、早速ご紹介します。

起業のメリット・デメリット

起業の最大のメリットは、すべてを自らのコントロール下に置くことができることです。

会社員として組織で働く場合には指揮命令系統があり、それに従って仕事をしていく必要があります。

やりたい仕事ができるとは限らず、転勤も発生します。

起業した場合は自分が指令塔です。

自ら仕事を創造することができます。

場所も時間もどんな仕事をするかも

すべてが「自由」なのです。

そして収入も無限大です。

会社員の場合はどんなに頑張っても上司が評価してくれないと収入は上がりません。

また、上がったとしても会社の規定があり、その規定以上に上がることはないのです。

「自由」で収入も無限大な起業ですが、すべては自己責任です。

組織にいる人間は組織によって守られています。

どんなミスをしても給料日を迎えれば給料は貰えます。

クレームが発生しても上司が守ってくれるでしょう。

一方で起業した場合は自分で責任を取らなければなりません。

さらにはどんなに頑張っても売れなければ収入は0です。

安定したした収入はなくなります。

起業に向いている人

すべてが「自由」、その代わりすべてが自分の責任。

それが起業という話はしました。

その状態にワクワクする人は起業に向いています。

逆にそれが嫌だと感じる人は起業には向いてないのかもしれません。

今の仕事が嫌になったから、起業したほうが聞いたから

起業を考えるきっかけは人それぞれありますが

起業のメリット・デメリットを踏まえてワクワクするならよし。

少しでも嫌だと思うならもう一度よく考えてみることをおすすめします。

起業のタイミング

立花さんが言うには最初は副業からスタートし、会社勤めをしながらビジネスを少しづつ育て、自信を持てたタイミングで会社を辞めるのがベストだといいます。

小さく始め、大きく育てるのが起業の鉄則です。

会社員として働きながら描いたビジネスはあくまで「仮説」に過ぎず

ビジネスは始めてみないとわからないのです。

やってみたら想像していたのと違う、ということが数多く発生します。

会社員をしながらだと時間の制約はありますが

たくさん試行錯誤して、PDCAサイクルを回し日々改善してビジネスを育てていきます。

そしてある程度軌道に乗り、勢いが出てきたところで起業しましょう。

副業からスタートする理由としてもう一つ上げられるのは

安定した収入がある点です。

収入源がなくなった状態での起業は精神的に追い込まれてしまいます。

焦りで冷静な判断ができなくなり「すぐ稼げるビジネス」に飛びつきがちです。

長期的なビジョンが見えなくなってしまうのです。

1日1新せよ

学び、進化し続けるには常に新しいことにチャレンジし続けることが必要です。

ただそれは簡単なことではないです。

人間には「ホメオスタシス」という機能が備わっており、身体の状態を一定の状態に保つことをします。

例えば、気温が上がって暑くなりすぎると汗を出し体温を下げようとします。

水分量が足りなくなりそうなら自然と排泄量が少なくなり、水が飲みたいと欲求が沸き水分補給を促します。

要するに「いつも同じ状態」に導くのです。

毎朝の通勤経路、定食屋で頼むメニューなどなど生活しているといつも同じものって多いですよね。

勝手を知っているものは安心、知らないものは危険と人間はプログラムされているのです。

そのため、人間は「新しいことにチャレンジすることが苦手」という宿命を背負っています。

「1日1新」とはそのような中でも新しいことにチャレンジし続け、学び続けることを習慣化する方法です。

それは「毎日1つ必ず新しいことをする」です。

通ったことがない道で帰る、lコンビニで買ったことないものを買うなどなど

小さなことでもいいので毎日続けましょう。

継続していると普段と違うこと、新しいことを自然と選択できるようになり

チャレンジするのが当たり前になります。

ちなみに私も1日1新を習慣にし始めました。

まとめ

独立・起業に大切なことをしっかりと伝えてくれる一冊です。

イメージで起業は才能がある人しかできない、自分には無理だと思っている人は多い気がします。

私もその一人でした。

ただ「起業メンタル大全」を読んでまず思ったのは「起業したい!チャレンジしよう!」でした。

当然簡単なことではないですが、そう覚悟を決めさせてくれる一冊です。

起業に少しでも興味がある方はぜひ読んでみてください。

以上、「起業メンタル大全」のご紹介でした。

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